『本当の有効求人倍率?人余りなのは事務職。軽作業バイトは最も人余り。』


『本当の有効求人倍率?人余りなのは事務職。軽作業バイトは最も人余り。』

https://toyokeizai.net/articles/-/216656?page=3の東洋経済ONLINEの記事にありますが、

有効求人倍率ランキング-建設は不足、事務は余剰

ですって。。。これは知らないとヤバイですね。

求職者が多くて求人が少ないという、最も人余りなの職種が、、

『最も倍率が低いのは、58位のその他の運搬・清掃・包装等の職業で、0.20倍。商品の仕分け作業や、軽作業、公園整備・清掃の仕事などが該当する。』

ということですが、

これって簡単なバイトというものですよね。

これはいけないですね。いわゆる高齢者が年金が足りなくて働こうと思ったらこういうのをやりますが、もうこれはダメですよ。探すだけ無駄という感じです。

さらにこれって学生や仕事を辞めた中年がちょっと間に仕事をしてみようかって考えたときに真っ先に思い浮かぶ仕事ですよね?まあつまりみんな仕事が無くなってお金が足りなくなって一斉に求人に殺到しているという状況のようです。よほど不景気になって仕事を探す必要が出てきたのでしょう。

ここで学生のアルバイトがヤバいくらいに競争にさらされることになるでしょう。高齢者、中高年とのバイトの取り合いというなんとも大変な業種、職種じゃないですか?

これを見ると考えが180度変わりました。

あえての違う業種へ行ったほうが幸せになれる気がします。

なんでしょうこれは。。。

これじゃ、仕事探しの前に知らないと本当に辛すぎることになります。

『次に少ないのが、57位の一般事務の職業で、0.30倍という数字だ。オフィス系の事務職は、人余り状況が続いており、56位事務用機器操作の職業(0.43倍)、51位会計事務の職業(0.63倍)などが1倍を下回る。』

これもヤバいですね。要するに普通にオフィスワーカーしてた人が再度仕事を見つけようとするとほとんど無理という状況になるわけです。

当然、待遇がいいから人気が集まって倍率が上がるのですがライバル企業も数が増えていき、替わりの人が大勢いるからどんどん社員の待遇が下がっていくというわけです。それはブラック企業化するのは必然ですよ。

『55位美術家、デザイナー、写真家、映像撮影者(0.48倍)』

となっていますよ!!!オフィスワークはこれらの求人よりも難しいという異常事態になっています。

家族が『人が嫌がる仕事をすればなんでも見つかる!』と言っていたのを思い出しますが、そう言っているとどんどん自分が落ちて続けていくから駄目だと思ったのですが驚きです。

結局、企業も求人も競争なのです。混雑度合が大事です。すいてる求人に行けば色々いいこともあるでしょう。でもオフィスワークで当たり前だった休みの概念も変わりますし。。確かに土日祝休み、有給ありってそれは人気が出るわけですよ。

それに比較したら人手不足の職種の常識からいったらとんでもないっていう感じなわけです。

まあ、でも思うのはやはり事務職におじさんが入ろうと思っても絶対無理なわけですよ。これはデータで無理だということを理解できるかと思います。それだけを理解してもらえれば幸いに思えます。

ちなみに人が足りないほど仕事があるのは、以下のような職種になっています。(東洋経済ONLINEより)

〇 1位は建設躯体工事の職業だ。建物の骨組工事をする仕事で、型枠大工、とび工、鉄筋工などが該当する。有効求人倍率は9.62倍、

〇 2位は警備員などの保安の職業で6.89倍。こちらは2013年比5割以上増えている。建設ラッシュの影響で配置が必要な警備員の需要は高い。同様に、4位建築・土木・測量技術者(5.61倍)、5位建設の職業(4.26倍)、8位土木の職業(3.76倍)と、建設関連の職業が上位に並ぶ。

〇 医師、歯科医師、獣医師、薬剤師が6.73倍で、3位に入っている。2013年の7.73倍から下がったが依然として高水準だ。介護サービスの職業は2.90倍で12位。

まさに今の日本をあらわしていますね。

『建設ラッシュ』と『高齢化』です。

ようするに景気悪化を改善するために公共工事で建設工事を多くするものの少子高齢化で働き手が居ない!!!

そして、高齢者をみる医者や介護職の働き手も足りない!

簡単に言ってしまえば、どちらも税金ですね。

つまり日本再生のための国策がそもそも空回りして機能していないということです。これはもうだめだって感じがしますね。。。

 

有効求人倍率の真実を読み解く

しかし、、

最も倍率が低いのは、58位のその他の運搬・清掃・包装等の職業で、0.20倍だそうです。

これは商品の仕分け作業や、軽作業、公園整備・清掃の仕事といった高齢者向けの求人や中高年のとりあえず何か始めようかという仕事になっています。これはあまりにも高倍率になりすぎています。失業手当を受け取る以外に意味が無いということをあらわしているようにも見えます。

では高齢者が他で探すといってどうしたらいいのでしょうか?まずはシルバー人材センターです。どうしてもダメならときはNPOなどを頼って公的機関で生活の相談をするということも考えられます。

つまり今、高齢とは言えない人は高齢になってもできる専門的な仕事をできるようにしておくことが一番大事なことかもしれません。

また、

『営業の職業』が1.63で『営業・販売関連の事務』が0.82

という求人倍率が気にかかります。これは営業職が求職者よりも仕事の方が多くて、営業事務が少ないという結果になっています。本当なら『営業の職業』が多くてもよさそうなはずですが、なぜかと想像すると、『営業という仕事でつらい目にあった。』『ハローワークで掲載されている営業の求人案件に期待していない!』人が多いと思ったりもします。

もちろん、優良な企業の案件もあるのですが見ただけでは分かるはずがありません。ハローワークは無料で仕事を早く見つけたい人が沢山集まってくるので好きなだけ働き手を集めることができる場です。

ここで営業職といってもそれは会社次第ですべてが変わってきます。とくに近年の不況が全力で進む中では売れない時代です。その分のしわ寄せが営業職に集まってくるわけです。

また、ひどい会社は顧客を騙したりズルをしたり、とんでもないノルマを課して達成できなければ自分で買うとか、まるで社員が詐欺にあっているような会社があったりします。

SNSで怪しいメールが送られてきたら詐欺だって分かりますが、自分が詐欺をして働く仕事でもなく、自分が詐欺にあう仕事っていうのがあるとは想像できる人は少ないでしょう。

そういうひどい目にあった人は『ハローワークの求人に期待していない』というのは当然のことだと思います。

また、ハローワークへ行って失業手当を貰う申請をする人がオフィスワークである事務職の人が圧倒的に多い上に、事務職はPCを使ってインターネット求人サイトから仕事を探すのでハローワークの求人数は少ないのではと思ったりもします。

そのような理由でパソコンが使える人が探す職業は求人サイトやエージェントなどを使って見つけるものだと考えていることが見えてきます。

どうやらパソコンを使わない仕事を探すにはいいかもしれませんが、パソコンを使う仕事はハローワークで探すものではないようです。もちろん、メリットもあると思います。

そういう点を考慮してみると、数字のマジックがあるかもしれません。ちゃんと見抜く目を持ちましょう。

自分が得意な専門的な仕事を探したり、総合的な仕事から探してみてください。

上記の元データは厚生労働省が統計を取っているものです。

厚生労働省の一般職業紹介状況(平成30年2月分)について

職業別一般職業紹介状況[実数](常用(除パート))(PDF:205KB)



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